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特定業者つぶしで低価格入札＝橋梁談合、落札率50％台も－国交省検討委

鋼鉄製橋梁（きょうりょう）工事をめぐる談合事件を契機に設置された国土交通省の入札談合再発防止対策検討委員会は30日、同省直轄工事の入札・契約の実態について検証を行った。その結果、談合組織加盟社以外の特定業者が入札に参加したのを受け、予定価格を大幅に下回る低価格で競争が行われたケースが13件あった。
　同省は「アウトサイダーの参入をたたくような動きがあった」とみて、再発防止に向けさらに同委で分析を続ける。
　同省発注橋梁工事の予定価格に対する落札率（2000～04年度）平均は、談合加盟社だけが入札に参加した場合が96．3％で、加盟社と加盟社以外が混在している場合の95．4％と大きな差はない。
　ただ、混在ケースの中で、落札率が50％台から70％と突出して低い13件すべてで、談合組織に加盟していないA社（福島県）かB社（東京都）が参加。A社とB社をたたくような形で、組織加盟社が低価格で応札していた実態が明らかになった。　特定業者つぶしで低価格入札＝橋梁談合、落札率50％台も－国交省検討委